236.ベタの整形

DREAMの自動ベタ作業していて偶然できたベタ


この面白い形の種明かしは
ストップラインでした。(このストップラインのコピーミスです。)
突起している部分は薄くて見えないかもしれませんが
0.0001ミリラインです。


ストップライン層にラインを配線してあると
自動ベタはそのストップラインから指定したギャップ分逃げます。
多層だと内層も反応するので使いませんが
両面の場合使うことがあります。

一つ問題点があります。
ストップラインから指定したギャップ分ベタは逃げるため
逃げた後のベタの形をイメージしにくいことがあります。

いろいろいじりながら考えていたら思いつきました。
DREAMはラインを描くときDRCでギャップを設定すると
そのギャップの部分がガイドとして表示されます。

ベタのギャップ幅と
そのガイドラインのギャップを
同じにすれば
ガイドラインの位置がベタが逃げる位置になるので
目印がつけやすいと思いました。

そこで
NETPROSESSで
LineFat を0.0001にして
LtoL ギャップのところを
ベタのギャップと同じにします。
SelectNetsの欄はなにも
無いことを確認します(信号でないので)
この状態でEXITします。
この状態で
ストップラインを描くと
0.0001mmでラインが発生し
DRCのガイドラインLtoLで設定した
値で表示されました。(下図例では0.5)
これで
ガイドライン(0.5mm)と
ベタのギャップの幅(0.5mm)と同じになります。
下図の黄色いラインは0.0001のストップラインです
その上下にある黒いラインが0.5mmギャップを
表示したガイドラインです。



ストップラインをその要領で描いて


再フィルを実行するとガイドラインに沿ってベタが整形されます。


ストップラインだけギャップをとらない方式になると
そのままの形で型取ることができ理想ですが
過去の設計データが再現できなくなると困るので
微妙なところだと思います。


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