303.ネットの内部処理

DREAMのネットインは
仮に同じラベルが複数あっても
ネットは分かれて接続されます。

コンピューター的?に考えると
コンパイルエラーのように
重複は受け付けません。
ネットインも中止します。
ここから先へは一歩も進ませないように
冷たく処理されるのが一般的かと思っていました。

ところが普通にネットインし同ラベルでも
分離し配線できVIAのネット名も
同名で表示されました。
また逆ネットを出力しても
分離され出力されます。

なぜか?
DREAMCAD内部では
ラベルで管理されているのではなく
1ネットをシリアルに振った数字で管理
されています。
数字で管理されているため
同ラベルでも交じり合うことが無いです。

VIAや逆ネットも
管理数字からラベル名を呼び出して表示するという
仕組みなので最悪でも分離されます。

最悪の場合というのは
まだ経験していないですが
仮に回路図CADから出てくるネットのラベルが
15文字を越えていたとして
それを無理やりネットインした場合など。。
15文字で切られたら場合15文字まで
共通な文字もないとは言い切れないケースも
あります。
それでも逆ネットは分離されますが
同名のラベルは出てきます。

その逆ネットを人間が回路図と見合わせてチェックするならば
別配線と確認し問題とならないですが
プログラムで比較する際は
配線ノード基準でなく
ラベル基準にネット比較をするソフトだったら
正しい接続が逆にエラー扱いになります。

内部でシリアルな数字で管理するというのは
重複が起きないという事で安全でもありますが
デメリットもあります。
FILLです。
ネット変更があり改めてネットインする必要が
でたとき ネット順が変わってしまったら数字で
ネット管理しているためfillするネットが
変わってしまうというデメリットです。

そういう場合は
fill枠だけの状態でネットインせず
fill済みの状態でネットインすることで
CAD内で実接続の数字に整合処理されます。


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