413. 必要なレイヤーのみDXF保存

JWCADの話題ということで。

DXFデータをDREAMに取り込む際
各レイヤー毎に分けて取り込みたい時があります。

たとえば寸法図なら寸法の層(Sizeu)
部品の配置はWork層とか。
そうして別レイヤーに取り込むことで
複雑な図面でも層別に分類しておくほうが
確認しやすくなるからです。

DXFもPCBCADと同じようにレイヤー構造をもっているので
用途毎にレイヤを分けて作画されていることも多いです。

DREAMに取り込む際は分けたいレイヤーの数だけDXFを
用意する必要があります。

問題はそのDXFデータを作るのに
今まではJWCADで不要なレイヤーのデータを消して
いったん分類されたデータを作り
DXF保存していました。
なので分けたいDXFの数が多ければ
その分だけその消す作業が必要となり
毎回同じような事を繰り返してました。

DREAMには「選択保存」といった機能が用意されています。
この機能は選択したデータだけを保存できる機能です。
JWCADにもそのような必要なレイヤーのみ
保存できる機能があれば良いのだが。と思いつつ
それほどの頻度もないので、調べることもせず
そのままでした。

JWCADを使っていくうちにおおよそ希望するような
機能はほぼ有るということがわかってきたので。
こうした機能はきっと有るのだろうと思い
調べていたら、予想どおりみつかりました。

特別なコマンドが有るわけでもなく
操作方法によって可能だということがわかりました。

今回それを書きます。

概略としては
保存したいデータを選択状態にしておき、
DXF保存のみという条件で
選択したデータのみDXF保存することができます。

詳細手順としては
1、保存したい図形データを選択状態にします。<=選択状態にしておくことが重要です。
レイヤー別ならば必要に応じてレイヤースイッチで必要な
層だけにして 選択。
選択されたものはDREAMと同様、紫色に変ります。



2、DXF形式で保存を選択。


3、選択図形のみを保存します。とメッセージが
 表示されます。
 それをOKを押します。
 
これで、不要なデータ消去などすることなく
選択したデータのみDXF保存可能です。

出力したDXFをDREAMCADでインポートした図



いくつかDXFを扱えるCADを使ってみたことがありますが
なぜか選択したデータのみ保存するという機能は
ありませんでした。

できないというよりも
間違いを防ぐために用意していないのだろうか。

たとえば、レイヤーoffされているのを知らず
エクスポートしたらそのレイヤーが削除されていた
なんてあれば指示の抜けた図面になってしまうことも
考えられます。

とはいっても今回の例のような
必要な層だけ切り取ったデータや
図形から一部切り取りたいなんてことは
用途としては多いです。

両立策として
JWCADでは 選択した状態でなおかつ
DXF形式保存のみという
自分の意思でしか起きない条件を設定したのかな。

そうすることで必要の無い人には
メニューやチェックボックスが増えるわけではないので
普段の操作をしているかぎり間違うことは無い。
一方
使いたい人には 普通はあまりやらないオペレーションで機能する
といった 自分の意思で操作するので間違いも無い。

簡単であるけれど、その気になれば
細かいことも対応できるという

あえて裏技のように
しておくことのほうが良い場合もあると
思いましたね。

トップへ
トップへ
戻る
戻る