421.新層表示

新層表示という機能です。
層表示の新しいモードです。

現在は暫定機能に登録されています。

複数の層を表示していくと
重ねる数が増えれば増えるほど
複雑になり
何を描いているかわからなくなります。
この機能は
選択した層が優先表示できます。
特筆すべき点としては
その選択がクリック不要で
カーソルを持っていくだけでその層が
優先表示されるという点です。

この機能は作者が開発中に
レイヤーSWを押して確認することの
不便さを感じ追加した機能という事でした。




仮にVIA1個打つとしたら1クリックで入力できます。
貫通THならすべての層にあきます。
スペースがあいていれば楽に入力できますが
1ミリも隙間が無いぐらい混んできたら事情は変ります。
各レイヤーの配線が密集しレイヤーを重ねると
どの層のパターンなのか判別できなくなります。
各層を切り替えてみて状況をみて検討していくことになりますが
層数分のレイヤーを切り替えることになります。
4層なら4回 8層なら8回です。
クリックだとしたらその回数分ですが
今回の機能は
クリックはないので層数にはあまり関係なく
メニューのレイヤーにカーソルあわせる作業で済みます。

下図は6層重なっている例です。
全部重ねるとわからなくなるので
TOP側3層とBOT側3層と分けてあります。
右メニューのカーソルを移動していくと
表示される層が優先表示されることがわかります。
必ず単層を優先表示するのではなく
ちょうどカーソルがTOPとBOTの間に入った時は
両方の層が表示されます。
これにより ペア層単位で優先表示も可能です。




次に
色分け表示モードの例
ラッツ色は VCC:赤
       SIG:紫
       GND:薄い緑
その設定での表示です。



色分けモードの利点は
ネット名に色がついていることです。
信号名を見なくても色で区分けできるため
直感的にどの信号か判別できます。

ただこのモードのデメリットもあります。
ネット名に色が付くモードなので
いままでついていた各レイヤーの色はありません。
複数の層を重ねた時は
どの層のパターンなのかは把握しづらい点が弱点です。

今回の新層表示機能は
その層が優先表示されるため
どのレイヤーなのかも確認しやすくなりました。


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