シュミレーション

音楽の世界では
YAMAHAが数年前に物理音源として発売したシンセサイザー
があります。
どういうものかというと

たとえばトランペットだったら管の大きさマウスピース、
空気の強さなどで起こる空気の振動を物理的にシュミレーションした
ものを出力するという仕組みという。

これは驚いた。
値段を見たらさらに驚き
50万円ほどしていた
なのに2音しか発音できないというものだった。

楽器屋にいって音を聞いた。

今までのシンセと明らかに違う音だった。
リアルであり鍵盤を押す強さやコントローラーを移動したりすることにより
吹く強さがかわりそれにより音色も変わっていく。
音色の変化が面白かった。

多くのシンセはサンプリングした音を加工する仕組みのものは
この発音した瞬間は似ているのだけれど発音された後に
変化をつけるのが苦手だ。
本物のサックスなど吹いた後更に強く吹いたり弱く吹いたりで
音が変化するものだが
元が1つの音だったりするとその変化の限界がありリアルな
音色変化はできにくい。
この物理シュミレーションによりその発音後の変化がリアルになってました。

計算速度があがりそういうことまでできるようになったのかと
思ったものでした。

しかし音色を切り替えていっても
生ピアノの音はなかったようでした。
単音しか発音しないからあっても仕方がないからかもしれないが
想像するに これは原理的には難しそうだ。
複数の弦から生まれる複雑な倍音や、ピアノの箱鳴り、更に複数の発音
それをリアルタイムに出力となるとかなり無理があるだろうと思う。
そういいながらいつか出現するのだろう。

基板のシュミレーションは
ひいたパターンを評価するというシステムで
フィードバックも人間がやるので
あまり効率的でないようだ。
これを今の物理音源のように
物理シュミレーションからパターンが形成されるような
高性能なオートルーターが出現してくれたら
うれしいのだけれど
そうなったとしたらまだCPUも進化は必要なのだろう。