情報処理技術者試験 Python採用

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は1月24日
ITに関する基本的な知識・技能を評価するための
国家試験「基本情報技術者試験」
Python言語を採用することにした。
その代わりCOBOL言語を廃止。

Python言語は今流行っていることは知っていましたが
それより驚いたのは
今でもCOBOL言語が試験にあるという事。
もう使っていないと思っていました。

自分が学生の頃(もう30年ほど昔)
同義の試験は
第2種情報処理技術者試験という名前でした。
試験科目で確か4言語から選べるのですが
FORTRAN言語、COBOL言語どちらで受験しようか
考えていたことを思い出しました。
当時でも、両言語は古く、使われなくなると言われていました。
実際の運用と言うより試験のために勉強した言語でした。
言語の特徴としては
FORTRAN言語は科学技術計算用
COBOL言語は事務処理用でした。
最初に習ったのがFORTRANだったので
FORTRAN言語で受験しました。
なんとか無事合格できました。
新卒で就職したのはソフトウェア会社でした。
中型汎用機にそのCOBOL言語が使われていました。
当時のコンピュータはとても大きく,特別な装置という感じでした。
価格は数千万級だと思います。
メインコンソールと、3台の端末がつながっていました。
研修中にメインコンソールに座っていたら。
背後に先輩から「メインコンソールに座らない!」と言われて
しっぽを踏まれた猫のように
ビクッと立ち上がったのを覚えています。
ほんの数分でも邪魔したらいけないという
張り詰めた空気を感じたものです。

現在では普通スペックのパソコンの方が
処理能力が高いでしょうね。
値段はとても安く、処理速度も速いという
良い時代となりました。
Windowsが普及しそのGUIに慣れている人も
増えました。
あえて事務処理にはCOBOL言語を使う
優位性も無いのでは?と思っておりました。
ネットで調べてみると
現在でも、銀行や金融業界では
使われているようです。
正しく稼動しているなら
変える必要はないのかも知れません。
とはいっても限られた分野で使われている
言語となってしまっているのは現実。
これからプログラムしよう!と思う人が
積極的にCOBOLを勉強する必要性も無いでしょう。

実用と資格取得の両方の面で
Python言語が採用されたという事は
良い事だと思いました。
今はパソコンでかなりのことが出来てしまう時代。
Pythonなら無料だし、ダウンロードして
誰もがプログラムすることが出来る言語です。
手軽な分、実用的です。
使いこなせるようになれば
同時に資格取得にも役に立つので。
一挙両得じゃないでしょうか。

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